1. |
焙煎度合別ブレンド |
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基本的に味の安定を目的としています。ミディアムローストブレンドやフレン
チローストブレンドなど、浅煎り同士、深煎り同士同じ焙煎度合いの豆同士を
混ぜたもの。
このブレンドは飲みやすい味や誰にでもうける無難な味はつくりやすいのです
が、特徴の出しづらさが欠点になります。
味の安定を一番の目的とするならば、ブレンドの配合は3種類を限度とし、同
じくらいの比率で混ぜるのがお勧めです。
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2. |
銘柄ベースブレンド |
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ブルーマウンテンブレンドやモカブレンド、ハワイ・コナブレンドなど、有名
銘柄の豆をベースにして、そのベースの豆の欠点と思われる部分、もしくは足
りない部分をほかの豆で補うことが目的のブレンドです。コストの高い銘柄の
豆をベースに使って安価にすることを目的とするブレンドは疑問があります。
なぜなら、ブレンドではベースの豆の特徴は絶対に変わってしまうからです。
ですから、「モカやブルーマウンテンが、安くお得に飲めるから」という理由
でモカブレンドやブルーマウンテンブレンドをつくるのはもったいないと思い
ます。ほとんどの人が「モカの味がするブレンド」だと勘違いしているからで
す。あくまでも、モカやブルーマウンテンの欠点や不足を補い、よりいっそう
整った良い味にするのが目的なのです。また、モカ同士、ブラジル同士のブレ
ンドなども楽しめると思います。
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3. |
同銘柄異焙煎度合ブレンド |
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例えば、コスタリカのミディアムローストとシティローストを1:1で混ぜて
、「スペシャルコスタリカ」など、同じ銘柄の深煎りと浅煎りを混ぜてしまう
方法です。まずい代物ができてしまわない限り、安心して楽しめて、「おいし
いね」と言えるものであれば積極的に楽しんでみて良いと思います。
同じ豆を、それぞれの3つのポイントで焼き上げたものを混ぜても良い味や香
りがでる場合もあります。

いずれにしても、あなただけが納得いく味作りができれば大成功です。難しく
考えずに「色々な唯一の味」を楽しんでみてください。 |